【小学生の作文の書き方】集中力を高める3つのコツと無料PDF付き！

この記事にたどり着いた貴方は

・子どもが勉強に集中しない
・作文力を伸ばす具体的な方法が知りたい
・勉強方法がまとまっている資料が欲しい

このようなお悩みがあるのではないでしょうか？

この記事では、考える力・表現する力を育む作文力が身につけることができます！

まずは、勉強に集中できない理由を理解しましょう。

それでは、具体的な作文力を伸ばす方法を覚えましょう。

お子様の勉強に役立てられる情報をお届けします！

小学生が作文に集中できない3つの理由

「すぐに気が散って勉強がすすまない」

「勉強を始めた途端に、なんで眠くなるの？」

お子様に勉強を教えていると、このような経験があるのではないでしょうか？

やる気はあっても勉強がストレスになり、体が拒否反応を示すことがあると医学的にも言われています。

つい感情的になりがちですが、寄り添って一緒に乗り越えていきましょう！

ベネッセ教育情報サイト　眠い時の対処法

①「やりたくない気持ち」が先に立つ

作文は「正解がない」「何を書けばいいかわからない」などと思うことが多く、

始める前から不安を感じることが多い教科です。

そのため、「難しそう」「面倒くさい」と感じ、やる気が出にくくなってしまいます。

親御さんでも、知らないことは後回しにすることがあるでしょう。

まずは、やりたくない気持ちを否定せず、共感することから始めてみましょう。

親から指示をされるだけでは、ますます勉強をやりたくなくなります。

参考：子育てに使える心理的リアクタンス

②成功体験が少ない

「がんばって書いたのに、直されることばかり…」

「上から目線で指摘するばかりで、そんなに出来てないの？」

そんな経験が積み重なると、子どもは苦手意識を抱き、自信をなくしてしまいます。

どんなに小さな部分でも成功を見つけて、目一杯褒めましょう！

ほんの一文でも「うまく書けた！」という経験があれば、勉強への意欲も高まります。

③何を書けばいいか分からない」が最大のハードル

「自由に書いていいよ」と言われても、実はそれが一番むずかしいです。

多くの子どもが「どう始めたらいいの？」「何をどの順番で書けばいいの？」と、

何から始めればいいのか迷ってしまいます。

自ら考えさせることも重要ですが、分からないことは教えてあげるのも効果的です。

正しい方法を教えてあげることで、「書ける！」という安心感が生まれます。

作文力を伸ばす3つのポイント

さまざまな教え方を覚えて、子どもに合う勉強方法を見つけましょう！

お互いに初めての経験で戸惑うことも多いと思いますが、

押し付けすぎないよう、一緒に学ぶことが大切です。

①「3つのはこ」で考える力を育てる

作文が苦手な子どもの多くは、「何を書けばいいのかわからない」ことで手が止まってしまいます。

そんなときに役立つのが、3つのはこです！

「3つのはこ＝はじめのはこ・真ん中のはこ・終わり」のはこで内容を分けて考える方法です。

・具体例：「担任の先生がいなかった日の出来事」

【はじめのはこ】　いつ？どこで？なにをした？
例文：朝、学校に着いたら先生がいませんでした。みんなでざわざわしていました。
効果：状況の導入を意識して、読み手の興味を引くことが大切です。

【真ん中のはこ】　なにがあった？どんな気持ち？
例文：かわりに教頭先生が来て、授業が少しちがった内容になりました。
　　　いつもより自由な雰囲気で、友達と話す時間が多かったです。
効果：出来事の展開を作り、感じたことの描写で臨場感加えましょう。

【終わりのはこ】　どう思った？なにがわかった？
例文：先生がいないのは少しさみしかったけど、みんなで協力できたのがうれしかったです。
効果：作文に意味や成長を持たせて、「その経験から何を感じたか」を伝えましょう。

「3つのはこ」を意識することで、自然な流れのある文章になり構成力がUPします！

この考え方を身につけると、作文の全体像が見えやすくなり、

自分の経験や気持ちを順序立てて書けるようになります。

②「五感・会話・リズム」を意識して表現力UP

内容がまとまってきたら、次は「伝わる表現」にレベルアップしましょう！

作文で「臨場感」や「気持ち」を伝えるには、五感・会話・リズムの3つが効果的です。

【五感を使う】　
「見た・聞いた・匂った・触った・感じた」など、五感を通じた描写を入れましょう！
例文：✖ みんなが静かになった。
　　　◯ 教室がしーんとして、先生のいない空気がちょっとこわく感じました。
効果：その場のようすがリアルに伝わり、まるで自分が体験しているように感じられます。

【会話を入れる】　
会話があると、まるで目の前でおこっているように感じらるでしょう！
例文：「え？ 今日、先生いないの？」「なんで？ 風邪かな？」と、
　　　みんなが不安そうに話していました。
効果：登場人物の気持ちや場面の変化が見えて、読み手に臨場感と感情の動きを伝わります。

【リズムを整える】　
短い文（5～10文字程度）と長い文をうまく組み合わせて、読みやすい流れにしましょう！
例文：今日は、教室の中がざわざわしていた。
　　　先生が来ないからだ。
　　　みんなの声が、いつもより大きかった。
　　　なんだか、心が落ち着かない。
効果：短い文を混ぜると、テンポがよくなり感情も伝わりやすくなります。

読み手を意識した表現を加えると、作文の表現力がUPします！

先生から花丸がもらえる作文に仕上げましょう。

③「てにをは」を整えて伝わる文章にする

せっかく良い内容でも、「てにをは」（助詞）がずれていると、伝わりづらくなります。

「が・を・に・で・と・へ・や・の」などの使い方を見直すだけで、ぐんと読みやすくなります。

具体例①：「を」の間違いと修正
×：わたしは友達を図工のじゅぎょうでとなりにすわった。
◯：わたしは図工のじゅぎょうで、友達ととなりにすわった
ポイント：「を」は、自分が何かをする対象に使います。（例：本を読む、花をかざる）
　　　　 「と」は、いっしょに行動する相手を表します。（例：友達と遊ぶ、妹と話す）

具体例②：「は」の間違いと修正
×：うちの犬が朝はごはんを食べない。（「朝は」の後に続く文が、ちょっとわかりにくい）
◯：うちの犬は、朝ごはんを食べない。
ポイント：「は」は、主語やテーマを明確にする助詞です。（例：ぼくはサッカーが好きです）

助詞の「てにをは」をひとつ間違えると、まったく違う意味に伝わってしまうことがあります。

作文を書くときには、書いたあとに声に出して読んでみるのも効果的です。

「てにをは」とは？

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まとめ

作文は、書く力だけでなく「考える力」や「感じる力」も育ててくれます。

今回ご紹介した3つのポイントを意識することで、お子さんは少しずつ「書くことが楽しい」と感じるようになるはずです。

最初はうまくいかなくても、工夫とくり返しで必ず力がついていきます。今日からできる一歩として、ぜひ無料PDFを活用しながら、お子さんと一緒に作文の世界を広げていきましょう。

未来の成長が楽しみになりますよ。